菊池です。
さて、本日は久しぶりに桜街道本部道場の幼年クラス(木曜日)の様子をお伝えします。
新学年になりましたので2年生は少年部へ上がり

新一年生が筆頭となりました。
さて、新体制でスタートしたにもかかわらず、今日はみなポケーっとして心ここにあらず・・・。「ちゃんと返事をしなさい」とたびたび注意をしたのですが、みなどこか上の空
ついには
返事は(どうした)ぁぁ!? (ガガーン)

と(わたしの)カミナリが落ちました。わはは。
4月のこの時期は進級、進学など生活環境の変化からか子どもたちが一番落ち着かない時期です。そのことも考慮にいれてはいたのですが、それにしても今日はみな集中力を欠いておりました。
幼年クラスでは「返事」をきちんとすることを毎回厳しく指導しています。返事がきちんとできる子は話をきちんと聞ける子です。反対に返事ができない(しない)子はその瞬間たいていよそ見をしています。
返事をすることは言葉の尻尾(終わり)を拾うことですから、返事をする癖付けによって集中して話を聞くことができるようになります。また、話し手にしっかり目を向けるようになります。
小学生になれば、クラス30人に対して先生は1人です。園児の頃のような個別の指示は減り、全体に対する指示が多くなりますから、指示が通らない子は集団から遅れを取ることになります。
また、習うことの基本は「見る」と「聞く」ですから大人の話を聞けない、話し手を見ない子は勉強もスポーツも伸びません。
今日は子どもたちを厳しく叱りましたので稽古の雰囲気は悪くなりましたが私はお構いなし(鬼)楽しい稽古はすべきことができての上です。道場は遊ぶ場所ではありません。稽古を通じて強くなる。自分を磨き高める場所なのですから。
私はスポーツのコーチやインストラクターではありません。子どもに好かれようと思ってこの仕事をしていませんし、子どもたちに嫌われることを恐れてもいません。そんなことよりも今彼らに教えなければならないことがあるのです。
小さな子ども相手に厳し過ぎるかなと思うこともありますが、今彼らが教わること、感じることがこれからの彼らを形作っていくのですから、我々大人の責任は重い。故に子どもに甘えさせることはあっても甘やかすことがあってはならないのです。
というわけで、小さな空手家諸君、わたしはこれからも「おっかないせんせい」としてキミたちの前に立つつもりです。
ゆずらないぜ!
押忍。
